ハウストレーニング
公開日:
:
第四話 ウェルシー, ハウストレーニング・留守番
協会からは、犬から目を離すときやお留守番のときは、パピーをケージやクレートに入れるようにお願いされています。
なので、ハウストレーニングをしていくのですが、最初からハウスで上手に待機できる仔は少ないですよね?
ウェルシーはケージはわりと早く慣れてくれましたが、クレートを拒否しました。
狭いし、圧迫感があるのが嫌なのかな?
ハウストレーニングの手順
ケージやクレートに閉じ込められると思ってしまうと、どうしてもイヤイヤになってしまう仔が多いと思います。
現実には閉じ込めているのですが、それが苦痛に感じないように、パピーにケージやクレートは怖いところじゃないよ。
楽しい場所、くつろげる場所なんだよ。
と印象付けていくと良いそうです。
クレートを使って遊ぶ
遊びながら時々クレートにおもちゃを投げ入れて、中に入って取ってもらうのをゲームにします。
一歩でも入れたら褒めて、おもちゃを咥えたら褒めて、持って出て来たら褒めて・・・。
とにかく褒め倒します。
しかし、ウェルシーさん。
クレートの入り口で固まり
いいです。
あたし、おもちゃ、いらないです。
とUターン。
あれれ。
強制的に入れて褒める
では、次の作戦です。
自力では入ってくれないので、抱っこで中に入れて扉を閉めて
(そんなに不満そうな顔をしなくても・・・)
ちょっとの時間だけ扉を閉めて、すぐに出してあげて褒め倒します。
1秒でも入れたら「Good」
クレートに入るだけで褒められるなんて、犬っていいなあ。
この時、扉を開けたら勝手に出て来ないように「OK」と言ったら出て来るように教えていきます。
そして5秒、10秒・・・と入る時間を少しずつ伸ばしていきます。
苦手なものは少しずつやっていきます。
ごはん作戦
クレートの中でフードを食べてもらって
クレートの中は怖いところじゃないよ。
中に入るといいことがあるんだよ~。
と教えていきます。
そんなこんなしているうちに、委託から1週間が経つ頃には、クレートの中でくつろいで眠れるようになりました。
ぐっすり寝たので、このままお留守番をしてもらいました。
1時間弱で戻ってきましたが、まだ眠っていてくれました。
こうやって、だんだん一人でもいられるようになってくると、楽になってきますね。
少しづつお留守番に慣れてもらおうかな?
クレートが怖かったら
どうしてもクレートを怖がるようであれば、クレートは上下に分かれるので下の部分だけにして、中にタオルなどを敷いて居心地のいい空間にして、おもちゃやフードを使って中に入るのに慣れるところから始めましょう。
という訓練士さんからのご指導でした。
圧迫感が無くなる方が入りやすいかもしれませんよね。
幸いにウェルシーはそこまでレベルを下げなくても入れるようになりましたが、どうしても苦手という仔は試してみてくださいね。
敷物やおもちゃを入れたまま、パピーから目を離さないように気を付けましょうね。
- PREV
- 座ってごはんを食べる子犬
- NEXT
- 生後2か月のウェルシーへ
関連記事
-
-
お父さんは子ども(犬だけど)に甘い
わが家で約10か月間、家族の一員として生活を共にする盲導犬候補パピーたち。 わが家では今までに4頭
-
-
W-15胎 3回目のパピーレクチャー
8月27日 3回目のパピーレクチャーでした。 今回はウッディ家がお休みだったので、5家族
-
-
飛びつく手も出る口も出る子犬をしつけられないのは甘やかすから!対策も考えたよ
あけましておめでとうございます。 まだ協会からの連絡はありませんが、ウェルシーは4月14日生まれなの
-
-
生後4か月のウェルシーへ
8月14日で、ウェルシーは生後4か月になりました。 体重は 12.4㎏ 委託されてから
-
-
子犬の成長|自己主張を引っ込めることを覚えた甘えん坊な犬
月齢の低い子犬は、自分の気持ちを表現するのに吠える、甘噛みする、などの方法しか知りません。 犬社会
-
-
おとなになったね 生後5か月の掃除機への反応
パピーの掃除機への反応もそれぞれですね。 ウェルシーは初めての掃除機体験では、びっくりしてへた
-
-
お散歩中のアイコンタクト 人と一緒に歩くって楽しいね
お散歩デビューをした当初のパピーの歩き方は、その仔その仔で本当に個性があります。 ウェルシーの場合
-
-
子犬のお散歩の練習!慣れるまではじっくり楽しく体験させよう
あと1週間くらいで生後6か月になるウェルシーですが、まだまだお散歩は大変です。 少しずつ練習してい
-
-
犬が損得で動いている!と露骨に感じるとき アイコンタクト編
シオンをパピーウォーキングしているときに、自分にとって得だと思うといそいそと行動するのに、自分にとっ
Comment
サナはちっちゃい頃はハウスは難しかったです。
ハウスはご飯食べるところになっちゃいました(汗)。
寝る時は人のお膝の上!だもん‼でしたね(笑)。
サナが狭くて密着度が高いところが好きだったので大きくなってからは勝手にクレートで寝てくれるようになりました(汗)。
ハウスは最後まで得意ではありませんでした。
でも、もうひと工夫すれば良かったかなぁ…と今となっては思ってしまいます。
抱っこばっかしてたのが仇になっちゃったケースですね(笑)。
サナ父ちゃんさん
うちもイズモ以外はハウスはあまり好きではなかったです。
指示で入ることはできるようになりますが、眠くなったら自ら入る仔はイズモだけでした。
やっぱり抱っこがいいよね~。
ウェルシーだってよじ登ってきますもん。
ウェルシーちゃんの『強制的にHouse』させられた時の不服そうと言うか、不安そうなお顔が何だかシオン君と重なってしまいました。同じイェローだからかしら?不服でも読み手としてはたまらない可愛さです♪
こうして、時間とありったけの愛情で『トレーニング』をやって頂けるワンコちゃんって本当に幸せで将来心の大きなワンコへと成長して行くんだろうな〜。何て幸せなの〜、ウェルシーちゃん♪
ツムギ母さん
つい、この前まで兄弟姉妹とくっついていたパピーにとって、ハウスで一人にされるのは、ほとんどの仔にとって不安なのではないかと思います。
少しずつ、ウェルシーのペースで練習してきましたが、今はハウスで落ち着いていられるようになりました。