犬に氷をあげても大丈夫だよ!氷の与え方と注意点
暑い夏は、人もかき氷など冷たいものを食べたくなりますね。
犬も暑い時期は冷たいもので内側から体を冷やすと、体温が下がって心地良く感じます。
犬に氷をあげるときの注意点
犬に氷をあげても大丈夫ですよ。
但し、愛犬がいつも飲んでいる純粋な水の氷なら大丈夫ということです。
氷は冷たいので、お腹の調子を崩して下痢や嘔吐になる場合もあります。
日頃からお腹を壊しやすい仔は控えめに、また子犬も消化器官が未熟なため控えめに与えるようにします。
どのくらい与えてもいいの?
一般に犬が必要な水の量は
体重(g)×0.05~0.7(ml)くらいということです。
その中の一部を氷にするという考え方になると思いますが、日本盲導犬協会のパピーウォーカーさんは
1日に1~2個くらいにしてくださいね。
と訓練士さんから指導されることが多いかと思います。
暑い日に朝昼晩と1個ずつ、合計3個与えちゃった!
ということがあっても問題はありませんが、やはりメインは水を飲むことで水分を補給し、氷はお楽しみと考え、その仔の様子を見ながら与えすぎないように気を付けた方がいいと思います。
もし、下痢や嘔吐をしてしまったら氷を与えるのを中止し、体が冷えているようであれば暖めるようにします。
収まれば問題ありませんが、何度も下痢や嘔吐を繰り返す場合は動物病院に連れて行きましょう。
氷食症
季節に関係無く氷を食べないと落ち着けなくなる症状を「氷食症」といい、氷がおやつ感覚になってしまったり、ガリガリ齧る感触が気に入ってしまい、氷食症が出ることがあるそうです。
歯が欠ける
犬の歯は丈夫なように思いますが、固すぎるものを齧ると欠けてしまうことがあります。
氷は固いものなのであまり大きな氷は与えず、砕いたものや薄いものを与えるようにします。
氷に対する犬の反応
氷に対する犬の反応はさまざまです。
ガリガリ食べる仔、おもちゃにする仔、興味を示さない仔などいろいろな仔がいることも知っておくといいかもですね。
わが家の歴代パピーもそれぞれでした。
1.イズモとシオン
何だこれ?
と興味を持ってやってきて、くんくん。
頭にシワを寄せて
おもちゃか?
危険はないのか?
もしかして食べられる?
とか
いろいろ考えているのでしょうね。
手を出してみたり、咥えてみたり・・・。
落とすと、ツツーっと床を滑って行くので
なんだなんだ?
新しいおもちゃか?
と大喜びで追いかけまわし、そして齧ってみると
冷たくて美味しいじゃん!
となって、2回目からは即バリバリ食べる。
やはり異母姉弟・・・。
やることは一緒でした。
(写真はイズモ 毛が長め 小柄だったので足が小さいな)
2.ツムギ
こっちを見てもらうしかありません(笑)
関連記事→これって美味しいの?氷を体験
警戒して結局食べられず、溶けて水になってから舐めていました。
石橋を叩いて叩いて、なお渡らない彼女の気質がそのまま表れています。
3.ウェルシー
おもちゃにするところまでは、イズモとシオンと同じでした。
しかし、バリバリ齧りません。
お上品に(?)無くなるまで舐めていました。
くんくんくん。
やっぱり頭にしわを寄せて
なんだこれ?
です(笑)
ペロペロペロ
冷たくて美味しいなあ。
もう無いよ。
もう無いのぉ?
もうちょっとペロペロしたかったな。
そして、2回目以降もバリバリ齧らず舐めています。
盲導犬パピーの場合の注意点
盲導犬パピーの場合は、器に氷を入れる音で
あ!
氷だ~♪
わくわく♪
になってしまうと、将来盲導犬になって、ユーザーさんがレストランに行ったときに反応してしまうと困るかも。
と先輩パピーウォーカーさんが言っていました。
冷凍庫から器に出すときの音に注意した方がいいかもしれません。
まとめのようなもの
犬に氷を与えるのは純粋な水であれば大丈夫です。
注意点は氷が冷たいものであり、固いものであるということです。
食べ過ぎると体が冷えて下痢や嘔吐をしたり、大きい氷を齧ると歯が欠ける可能性もあります。
与えても大丈夫な量は、個体差があり一概には言えませんが、犬が体重あたりに必要な水分量から見当をつけるといいと思います。
しかし、体が冷えることを考えると水分補給のメインは「水」で、あくまでもお楽しみ程度に与えるのが良いかと思います。
日本盲導犬協会のパピーウォーカーさんは、1日に1~2個くらいと指導されることが多いと思います。
氷を与えると喜ぶわんこは多いと思うので、楽しく食べて内側からクールダウンできるように上手に氷を利用するといいですね。
関連記事
-
-
委託6日目のお部屋探検
委託された日と翌日のウェルシーは、ケージが置いてある部屋から一歩も出られませんでした。 廊下の
-
-
犬もでんぐり返りをする!?
朝のお散歩も終わって、ごはんも食べ終わって、パパが仕事に行く前のひととき。 ウェルシーはパパの
-
-
オス犬の去勢手術の時期とメリットは?犬の性格が変わるって本当?
7月10日の週のシオンは忙しかったです。 12日に眼検診、14日に去勢手術がありました。 私たち
-
-
子犬のお留守番トレーニング|失敗からの仕切り直し
私達の場合ですが、今までパピーの委託は全て土曜日でした。 土日は家族が揃う家庭が多いので、2日間家
-
-
犬のノミ・ダニ予防薬は何がいいの?メリット・デメリット・副作用は?
ノミやダニに寄生されると、犬が痒みや貧血、皮膚炎を生じるだけではなく、犬や人の命にかかわる病気を媒介
-
-
犬のこんな咳はケンネルコフ!上部気道炎と診断されました
ケンネルコフとは、伝染性の呼吸器疾患の総称で「伝染性気管支炎」とも呼ばれる病気です。 ケンネルとは
-
-
水遊びが好きな犬は水中毒に注意!最悪命を落とす
これからの季節、わんことの水遊びを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか? ウェルシーも泳げ
-
-
犬が前足や後ろ足で顔や体を掻く理由
私はパピーたちが前足や後ろ足で身体を掻いているのを見ると、つい掻いてあげたくなってしまいます。 身
-
-
犬も人も癒される!抱っこの数だけ絆が強くなるらしい?
わんこも寒くなってくると人の温もりが欲しくなるのでしょうか? 犬には癒し効果があると言われますが、
-
-
犬の耳から茶褐色の耳垢が~!犬の外耳炎の原因・治療・予防法
蒸し暑くなる梅雨時期は、犬も皮膚や耳にトラブルが起こりがちです。 ウェルシーが軽度の外耳炎と診断さ
Comment
サナはちなみにつむたん系です(笑)。
サナ父ちゃんさん
バカっ走りで弾けるサナちゃんも慎重派なんですね♪