犬にとって適度な運動ってどのくらい?筋肉を鍛えて老化を遅らせたい
公開日:
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健康管理
犬も人も健康な生活のためには「適度な運動をしましょう」と言われますが、「適度」ってどのくらいなのでしょうか?
夫はかかりつけの病院で医師に
犬の散歩くらいでは、運動のうちに入りません!
と言われたそうです(汗)
私も犬の散歩くらいしか運動はしていません(涙)
適度な運動とは?
答え=人によって違う。
ですよね。
性別、年齢、健康状態などによって違ってきますよね。
犬も同じで、犬種、年齢(性別も?)、健康状態によって違います。
その仔が楽しんで続けられる運動量を見つけてあげたいですね。
犬と相談して決める
「犬の散歩時間はどのくらいが適当?」
と思って調べてみると、大型犬は運動量が多く必要とか、この犬種は走らせることが必要などと書いてあったりしますが、あくまでも「傾向」であって個体差があります。
ということで、わが家ではウェルシーと相談して決めています。
散歩の途中で
もっと歩きたいから、家の方向には行きたくない。
とか
今日はもう帰りたいから、家の方向に向かう。
など、ウェルシーの希望があるときは、できる限り聞いてあげています。
そんなときは、ウェルちゃんナビに従って歩いて行くと、概ね彼女にとって満足できる距離や時間を歩いてくれます。
彼女にとって歩きやすい気温だったり、歩きたい気分の日は、1時間以上楽しそうに歩きます。
ウェルシーが早く帰りたがるときは無理せず帰るようにしています。
人が行く方向へついて歩くだけで「楽しかった」と帰る日もあります。
歩きながらウェルシーと相談して決めていきますが、その日によっていろいろです。
砂利道やウッドチップを歩くと、アスファルトの道を歩くのとは筋肉に掛かる負荷が変わってきます。
坂道を上るのも平坦な道よりも筋肉に負荷をかけられますね。
その仔の年齢や体調、個性、犬種の特徴などに合わせて、散歩(運動)を工夫をしてあげるといいですね。
個性を大切に
今のウェルシーは、自分勝手に歩いたりガンガン引っ張ったりということもなく、人と一緒に歩くことを理解しているので、歩く速さもだいたいウェルシーに合わせています。
なので、少し早歩きになったり、のんびりになったり、工事現場の作業員の動きを見つめたり、川に浮かぶカモを眺めたり、ご近所さんに撫でてもらったり、土手の草のにおいを嗅いだり・・・。
ウェルシーは黙々と歩くのが好きなタイプではなく、探検したり遊んだり、心惹かれるものを観察したり、人に触れ合ってもらったりということが好きです。
そんなウェルシーの個性も大切に考えて、散歩では「運動」だけではなく、刺激を感じて「楽しむ」ことも大切にしています。
例えば
ウェルシーは遊ぶのが好きなので、時々公園でボール遊びもします。
子犬や若い成犬は「瞬発力」を発揮できるのも楽しいことですよね。
ウェルシーさん、ボール遊びが大好きなので体が疲れてもいくらでもやりたがります。
走らせすぎるのも体の負担になるので、様子を見てやり過ぎないようにしています(楽しそうなので、ついやりたくなっちゃう人の我慢も大事 笑)
信号待ちのときには「Sit」で座らせる。
「Heel」と言って人の横につけて歩く。
など、指示に従うのも遊びとして楽しんでくれるので、散歩の中に入れています。
犬それぞれの個性を無視して「健康のためには運動させるべき」と思い込み、運動量だけに気を取られてしまうと、散歩の質が下がってしまうかもしれません。
散歩には「心の健康」の部分も含まれますからね。
特に子犬の場合は外の環境に慣れていく時間でもあり、飼い主さんとのコミュニケーションの取り方を学ぶ時間でもありますね。
外は楽しい♪
人と一緒に歩くのは楽しい♪
と思ってもらうことが大切な時期ですものね。
まとめのようなもの
健康のためには「適度な運動」が必要だと言われても「適度」って難しいですね。
運動は少なすぎても筋肉が衰えてしまいますし、多すぎても関節に負担をかけてしまいますものね。
散歩ひとつを取ってもトコトコ歩くのが好きな仔、まったり歩くのが好きな仔、走るのが好きな仔など、歩き方にも個性があるかもしれませんね。
そういった犬の個性を無視して、1回の散歩時間や距離を決めてしまっても、犬の心身に無理がかかってしまうでしょう。
犬と相談(犬の様子を見て)して、歩く時間や距離、歩く速さなどを調整して、犬が
あ~♪
楽しかった♪
と心地よい疲れを感じて「帰宅したらぐっすり寝る」というのが、その仔にとっての「適度な運動」なのかな?
と私は思っています。
歩く場所に坂道、砂利道、砂浜、ウッドチップなどを入れたり、遊びの中で筋肉を使ったりして、楽しく体を動かして、シニアになっても体の老化を遅らせることができたらいいなあ。
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Comment
適度なお散歩って難しいですよね。
ケインも現役時代は一日95分を目安に歩いていましたが、今は繁殖犬を引退したので、時間には囚われずに気の向くまま好きなように歩かせています。
昔は歩かせれば、それこそどこまでも行きそうな勢いでしたが、今は本犬自身で考えて適度な距離で落ち着いている感じです。
ウェルシーちゃんのお散歩も、自由な感じで楽しそうですね♪
散歩に付き合う人もいい運動&気分転換になって一石二鳥ですよね。うちの地域は平地ばかりなので、もうちょっと坂が欲しいところです(笑)
ケインママさん
ケイン君、いつも楽しいお散歩で体力作りもばっちりですね。
ケイン君はお散歩の基礎は身に着いていますし、人と一緒に楽しく歩くことも身に着いています。
以前こちらの記事に書きましたが、お散歩の距離やコース、時間などを犬に任せている飼い主さんのわんこが、優しいいいこでした。
飼主さんに信頼されて決定権をもらえると、犬はちゃんと良いお散歩ができるものなんだな~。
と感じました。
ケイン君も、自分でちょうどいいお散歩の量を決められているのでしょうね。
ウェルシーも将来的には、そこを目指していきたいなと思っています。
ウェルシーも目指せケイン君です♪