あっぱれな猫のお話
私達が住んでいる住宅地は猫が多いです。
飼い猫なのか、野良猫なのか、半野良なのか・・・。
よくわからないのですが、シオンとお散歩に行くと大抵遭遇しますし、寒くなるとわが家の濡れ縁でもよく日向ぼっこをしている猫を見ます。
ある日のお散歩中のことです。
横道から出てきた女性にシオンが走り寄って行こうとしたので、行かないようにリードを固定しました。
止まった時、シオンは私の少し前にいました。
次の瞬間
シオンがダ~ッ!と私の後ろに走りました。
なんだなんだ!
と思ったら、私の後ろで猫と鼻を突き合わせているシオンが~!!
あちゃ~!
犬より先に猫に気付くって難しいですよね。
猫って足音も立てずに歩きますしね。
シオンが猫の顔に鼻ツンしました。
シオンは尻尾を緩やかにフリフリしていましたし、鼻ツンは友好を示したつもりだったようですが、猫はめっちゃ迷惑そうな顔をしました。
うわぁ~!
猫も表情が豊かだよなあ~。
猫さん、怒ったかな?
ちょっとドキドキしました。
猫とシオンは数秒見合ったままで、シオンは猫の顔に鼻を近づけてくんくんしました。
その間、私はリードを固定したままでした。
すると、猫がそっと顔を背けたので、私もそっとシオンのリードを緩めました。
リードが張れた状態が続くと、不快感からシオンはイライラすることが多い仔なんですよね・・・。
人も犬も同じで、イライラしているといいことが無いです。
ここは穏やかな気持ちで乗り切ろうと思いました。
やがて猫は、ゆ~っくりと弧を描くように歩きだし、シオンの鼻先にに脇腹の辺りを向けて立ち止まりました。
シオン、再びくんくん。
猫はしばらくシオンにくんくんさせると再び歩きだし、今度はシオンにお尻を向けて立ち止まりました。
尻尾を高く上げて、前だけを見ています。
シオン、またまたくんくん。
猫はまた少しの間シオンにくんくんさせると、尻尾を高く上げたままゆ~っくりと前に歩いて行きました。
そのまま一度も振り返らず、尻尾を上げて悠々と歩いて去っていきました。
シオンも私も、しばらく呆然。
その場に立ったまま、去っていく猫を見送っていました。
あっぱれです。
ハイテンションで自分に駆け寄ってきた、自分よりはるかに大きい子犬に臆することなく、動きにつられることもなく自分の動きを止めて、それからゆっくりと動きだし、犬を刺激しないようにして、そして悠々と去っていきました。
猫の眼中に私はありませんでしたね。
おまえが飼い主だろ。
そのガキ犬どうにかしろよ。
などという気配は微塵もありませんでした。
あっぱれとしか言いようがありません。
できた猫さんだったお蔭で助かりました。
この場合、人はどうしたら良かったのでしょう?
あ!猫と鉢合わせた!!
と人が慌てて、犬を引き離そうと犬のリードを引っ張ってしまうと、犬がガウる可能性があります。
猫は賢いので、犬がリードに繋がれていることを解っていて慌てず去っていくでしょうが、興奮してガウる犬に反応して逃げ際にひっかいていくかもしれません。
以前やられた仔がいました。
以来、しばらく猫を怖がったそうです。
なるべく鉢合わせしないようにしたいものですが、鉢合わせてしまったら今回の猫ちゃんを見習って、慌てず騒がず対応できたらいいなと思いました。
パピーがいろいろな動物と出会う時も、怖い思いをしないで出会いを体験できるといいですよね。
写真の猫ちゃん達は本文とは関係ありません。
犬もいいですが、猫も可愛いですよね。
関連記事
-
-
隙間から下が見えて怖い?子犬にスケルトン階段の昇降をさせてみたよ
一般的に犬は階段の昇降が苦手とされています。 これは犬の体の構造に理由があり、犬の体は階段を昇降す
-
-
見慣れない物を怖がる犬には時間をかけて慣れさせる
ある日、空のペットボトルでツムギと遊んであげようと思ったら、ツムギは空のペットボトルをとても怖がりま
-
-
委託から2週間|子犬のおうち探検が始まった
来たばかりの頃のツムギは、とにかくお膝大好き。 お膝から離れたくない仔でした。 私達が移動すると
-
-
S-14胎5回目のパピーレクチャー
8月20日は5回目のパピーレクチャーでした。 シオン家は4回目のパピーレクチャーを欠席したので
-
-
S-14胎7回目のパピーレクチャー
10月9日は7回目のパピーレクチャーでした。 この日のレクチャーの内容は 障害物にチ
-
-
犬連れいせさき市民の森公園 河津桜でお花見
先週、河津桜が咲いている川沿いの遊歩道を散策しました。 関連記事→河津桜の散歩道 そのときはまだ
-
-
家の中の物をイタズラしない子犬
ある日のことです。 ツムギがダンボール箱をかじっているのを発見! 「つむたん、それはかじらないで
-
-
わんこの拾い食い 好みもそれぞれ
ウィンダムママさんから、現在パピーウォーキング中のヴィヴィアンちゃんが、お散歩中に他犬(猫)のフンを










Comment
ワオ!
すっごい大物ネコさんですね〜
相手が子犬と分かっての態度なのでしょうか。
近づくと逃げたり、威嚇されたり…などは経験したことありますが、ワンコに悠然と匂いを嗅がせるネコには、まだ出会ったことないです。
他の方のブログなどで、ネコと犬が同居しているお家って、結構見かけますよね。
意外と仲良く暮らせるみたいですね。
ネコちゃんも、ワンコとはまたひと味違った可愛さがありますよね♪
ケインママさん
多分子犬だとわかったのだと思います。
私もこんな猫は初めてでした。
猫と犬が同居しているおうちってありますね。
犬も猫も人も仲良く暮らしているって素敵ですよね。
猫ちゃん「あっぱれ」ですね。(^O^)
リーベの時、猫ではなく蛇に遭遇したことがあります。
その時、私硬直しました。
地面の色と蛇の色が同じだった為、リーベ、蛇に気付かなかったんです。
幸い、何事もなくその場を去ることができました。
もしリーベが気づき蛇が襲って来たらと思うと恐ろしいです。
体長1メートルほどの蛇でした。
I君母さん
距離があればいいのですが、鼻を突き合わせてしまったので、ドキドキしました。
シオンは友好的。
猫も毛を逆立てていなかったので、落ち着け~と思いました。
よくできた猫ちゃんで助かりました。
蛇に遭遇!
1m!デカい!!
考えただけで凍りつきます。
何事も無くて良かったですね。