盲導犬パピートイレトレーニング WAIT ONE TWO
公開日:
:
第四話 ウェルシー, 盲導犬式トイレトレーニング
ウェルシーは、今月の14日で生後4か月になります。
委託から生後2か月齢の間に
サークル=トイレ
を覚えてくれたので、3か月齢は徐々に
ワンツーコール=トイレ(排泄)
の練習を始めています。
排泄はコールをされてからね
パピーがトイレの場所を覚えたら、サークルは常時閉めておきます。
場所を覚えると自分からサークルに向かうようになるので、勝手に排泄をされることを防ぎます。
ここが家庭犬との大きな違いになると思います。
WAIT ONE TWO
今は自分からサークルに向かうときもありますし、人が主導で
ウェルシー、ワンツーしよっか。
と誘うときと両方あります。
人が誘うのが7割くらいでしょうか?
ウェルシーがトイレサークルの前に行ったら、あるいは排泄に誘ったらサークルの前で「Wait」と待たせます。
なぜかちょっと離れて座るウェルシー。
座らせることにはこだわっていないので、立ったままWaitしていることもあります。
で
サークルを開けてワンツー。
う~ん・・・。
サークルを開けるのとワンツーと言うのが同時くらいかな?
今までその辺は曖昧にやっていましたが、あるパピーウォーカーさんが
サークルの前で「Wait」そして「ワンツー」と言ってからサークルを開ける。
と言っていました。
確かにその方が、犬には
ワンツー=排泄
なんだな。
ということがわかりやすいかもしれません。
この辺を修正していきます。
では、もう1回。
ウェルシー
Wait
ママ
早くしてよ。
(すみませんね)
ワンツー
と言ってから、サークルを開けます。
ワンツーワンツー・・・。
ウェルシー
Good~♪
最初のうちは、サークルの前で間に合わなくなって失敗したり、暑いので水をよく飲むせいか排泄の間隔が短くなって、こちらが間に合わず失敗したりしていましたが、だんだん板についてきました。
同時に外での排泄も練習しているので、家でも外でも
ワンツー=排泄
が入所までにできるように、少しずつ練習していきますね。
まとめのようなもの
盲導犬パピーのトイレトレーニングの進め方は
- トイレサークル=トイレ(ワンツーコール)と覚えてもらう。
- ワンツーコール=排泄と覚えてもらい、いつでもどこでもコールで排泄が気持ちよくできることを目標にする。
- コールが無いときには排泄をしない。
になります。
トイレサークル=トイレだよね。
と理解してきた子犬に
ワンツーコール=排泄
を理解してもらうために、排泄に誘ったら一旦サークルの前で待たせて「ワンツー」と言ってからサークルを開けてあげることで、子犬にワンツーコール=排泄を印象付けることができます。
スポンサードリンク
関連記事
-
生後3か月のウェルシーへ
ウェルシーは7月14日で生後3か月になりました。 あたし8.4㎏になったよ~。
-
2018 ボランティアミーティング(勉強会&懇親会)に参加しました
3月4日、神奈川訓練センターで開催されたボランティアミーティングに参加しました。 毎年このミーティ
-
犬をノーリードにするということ
私が犬と暮らすようになってもうすぐ5年。 わが家の周りにもいろいろなわんこと飼い主さんがいて
-
1頭の犬が人の心を繋いでいくんだね パピーウォーカーの喜び
ウェルシーの父犬のユオン君と、母犬のココアちゃんの繁殖犬ウォーカーさん宛てに、ウェルシーの委託直後か
-
落ち着いた犬に育てたい!コツってあるの?
ただいま~。 と帰ってきて犬が お帰り~!お帰り~!! と尻尾をブンブン振って、嬉しくてぴょん
-
川遊び初体験|慎重な子犬が泳ぐまでの心の動きを観察してみた
3回目のワクチンが終わり1週間程度経つと、お散歩が全面解禁になります。 ウェルシーは、約生後3か月
-
お散歩は探検気分 台風一過
台風が去った翌日、さわやかな秋晴れになるかと思いきや、真夏の暑さが戻ってきました。 今回の台風は、
-
盲導犬ユーザーとボランティアの方に送別会を開いていただきました
ウェルシーも、もうすぐ1歳の誕生日を迎えます。 1歳ということは・・・ そうです。
-
委託6日目のお部屋探検
委託された日と翌日のウェルシーは、ケージが置いてある部屋から一歩も出られませんでした。 廊下の
-
最後のシャンプー 抜け毛も集めてみました
入所の準備が進んでいます。 ワクチン接種も終わって、次は最後のシャンプーです。 ウェルシ
Comment
なるほど~♪
と、思って読ませて頂きました♪
確かに、こうするとワンツーを人間がコントロールしやすくなりますよね。
勉強になりました。
ありがとうございました♪
サナ父ちゃんさん
このやりかたは訓練士さんのご指導です。
やり方そのものはサナちゃんを育てていた頃と同じだと思うのですが、パピーウォーカーへの指導がスモールステップになっています。
こうすると教えやすい。
こうすると犬に伝わりやすい。
というように、訓練士さんもパピーウォーカーへの指導をきめ細かく考えてくださっています。
ありがたいです。
排泄を教える事も根気が必要なトレーニングですね。本当に頭が下がります。
盲導犬候補犬の場合、出来るだけ人の指示した時間に排泄をしてもらうようにトレーニングをされていると思いますが、まだまだ仔犬…『何だかワン・ツーをしたそうだな〜』と気づいてあげられるのはお互いに心が通ってないと無理ですよね。
時間じゃないけど『やりたいです!』と言ってきたツムギのサインに初めて気づいてあげれた時、『この子と心で会話出来た♪』と嬉しくなった気持ちを思い出しました(^^)
ツムギ母さん
排泄は、もしかしたら一番大変かもしれませんね。
おっしゃる通り、気付いてあげるためには心が通わないと難しいですね。
排泄をはじめ、いろいろなことでわんこが言っていることがわかったとき、本当に嬉しいですよね。
日頃大変なことがあっても、吹き飛びます。
お嫁に行ってから、ツムギの排泄にはご苦労もありましたね。
繊細なので、大変なこともあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。